施工事例

五感で愉しむ庭。 もったいないも繋がりも大切にする庭。

【ユニソン ミライクル2024 オブ・ザ・イヤー マスターピース受賞】
アトリエガーデン卯月苑 モデルガーデン

新事務所兼モデルガーデンの物件選びでは、新築よりも「古き良きもの」を感じられる中古物件を重視しました。築55年の庭付き平屋を購入し、建物の既存建具や造作をできる限り活かす形でリノベーションを実施。これにより、懐かしさと現代的な使い勝手を両立した空間が完成しました。
モデルガーデンの3つのコンセプト
モデルガーデンをつくるにあたり、以下の3つのコンセプトを掲げました。
①五感で楽しむ庭づくり
 香りや色、触感など、五感を通じて庭の魅力を体感していただく。
②環境に配慮した小さな取り組み、資源の再利用や温暖化抑制を意識した庭づくり
 もったいない(資源の再利用)、温暖化の抑制等を考え実践する。
③人と地域のつながりを大切にする
 お客様や地域との関わりを通じて、庭が人と人を結ぶ場となること。

お客様から譲り受けた素材を活かした外構・庭リフォーム
長年のお客様とのつながりの中でいただいたものをモデルガーデンに活かしました。道路正面には3年前に施工したお客様の中庭から譲り受けた大きなアガベを配置。お客様の子どもが手放すのを嫌がったというエピソードからも、庭に込める思いを大切にしています。
また、アプローチには土間から入れる形を採用し、大谷石はお客様より譲り受けたものを使用しました。土地に元からあった景石は看板石に、コンクリート平板は薪棚の前に敷設。土を掘り起こした際の地石は、植栽の飾り石として組み合わせて再利用しました。さらに、懐かしいタイルの流し台もお客様から譲り受け、土台は余ったレンガで施工。古民家の雰囲気を残しつつ、庭と外構に新しい価値を加えることができました。

環境に配慮した庭づくり
庭づくりにあたっては、環境への配慮を徹底しました。沼津市では近年、大雨による浸水被害が発生しており、排水溝へ直接雨水を流すことを避ける設計を採用。透水性のある製品を活用し、雨水がたまりにくく、地面やコンクリートの温度上昇も抑制する外構を実現しました。また、庭の片隅にはコンポストを設置し、落ち葉や草、コーヒーかすを肥料として循環させています。小さなことから始める環境保全の取り組みも、当社の庭づくりの特徴です。

五感で楽しむ植栽と庭リフォームの提案
モデルガーデンには多彩なハーブや果樹を植栽し、香りや味覚も楽しめる空間にしました。打合せに来られたお客様には、レモングラスやレモンバームをその場で摘んでハーブティーを楽しんでいただくなど、庭を通じて体験価値を提供しています。これにより、マンション住まいから一軒家に移られたお客様でも「少しの植栽でも庭を楽しめる」と実感していただき、庭リフォームや外構の重要性を理解してもらうことができました。

庭の価値と暮らしの豊かさ
庭がもたらす価値は多岐にわたります。温暖化や洪水などの環境問題への対応、子どもが遊べる庭育、心の癒し、地域とのつながりなど。モデルガーデンを通じて、こうした庭の多様な価値を伝えることが、私たちの使命です。施工後もお客様の暮らしに寄り添い、庭を通じた長い関係を大切にしています。

静岡での庭づくり・外構施工事例としての意義
静岡県での庭リフォームや外構工事を検討されている方にとって、当社のモデルガーデンは実際の施工事例を体感できる場です。素材を活かしたアプローチ・植栽・雑木の庭の提案なども現場で確認できます。庭や外構の設計・施工に迷った際は、実際に触れ、見て、香りを感じる体験を通じて、理想の庭づくりを具体的にイメージしていただけます。

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